金融の知識や経営分析の手法などを身につけ、金融機関や一般企業への就職を目指します。
カリキュラムの流れ
1年次:基礎
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まずは「経営」の意味を知る。大きな理解から専門へ。
- 経営学概論
- 現代社会と経済
- 現代企業論
- 日本経済と金融
2年次:専門コーススタート
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知識から技能へ実践への準備。
- 金融I・II
- 商業簿記I・II
- 証券市場I・II
- 経営分析演習
3・4年次:専門研究→卒論提出
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本当の経済社会を実践・演習・体験する。卒業論文で総仕上げ。
- 金融機関の機能と業務
- 財務会計
- 税金の仕組みI・II
- 株式投資理論
- 生産システム論
- リスクマネジメント
- 年金の仕組み
- 経営コース演習
講義・演習ピックアップ
経営分析演習
担当教員 磯貝 明 教授
就職活動で、成長性・安定性の高い企業を選択する際に役立ち、面接時にも、企業分析力を活かした応答ができるようになります
企業に就職する学生にとって「企業を見る目」は、就職活動において大変強力なツールです。この演習では、就職を希望する業種などを分析対象に、現実の企業データの財務内容を中心にした分析・報告を行い、企業情報を分析する能力を習得します。こうした企業分析の知識は、就職活動において成長性や安定性の高い企業を選択する際に役立ち、また、面接時にも企業分析の力を活かした応答ができるようになります。
財政学
担当教員 藪谷あや子 教授
財政制度と財政事情を学びます。財政学を学ぶことは、公務員やビジネスマンはもちろん、生活者にも非常に役立ちます
学生は当初「難しそう~」「霞が関の話かぁ~」と言いますが、景気動向から、働き方、失業、結婚、子育て、介護、相続、防災や芸術支援等々、企業や国民生活全般に大きな影響をもたらすシステムであることを学ぶにつれ、「ニュースに関心をもつようになった。」「初めて消費税や法人税、生活保護について考えた。」との声が聞こえてきます。財政学を学ぶことは、公務員、ビジネスマンはもちろん、生活者にも非常に役立ちます。
マクロ経済学
担当教員 山根卓二 教授
国民所得・投資・消費・貯蓄などの視点で経済全体を分析する経済学。多くの公務員試験で出題される学問分野です
マクロ経済学は金融理論の基礎の一つです。企業を経営するためには経済全体の景気の動向を踏まえておくことも重要です。マクロ経済を学ぶことでお金が経済全体をどのように循環しているのかを理解でき、政府が金融を緩和したり財政支出を行ったりするとそれが個々の企業の経営にどう影響するのかもわかるようになってきます。また、さまざまな資格試験でマクロ経済学の問題が出題されることがあります。
基礎簿記・商業簿記・工業簿記
担当教員 磯貝 明 教授
簿記をはじめて学ぶ学生が日商簿記検定2級・3級の合格水準に達する「簿記」の力を身につけるまで、丁寧に教えます
企業には必ず会計が存在し、ビジネスマンにとって会計の知識は必要不可欠です。簿記は会計を学習する上で基本となるものです。また、経営学・商学の大学院進学者や、税理士・公認会計士・国税専門官といったスペシャリストの多くも大学で初めて簿記を学んでいます。この講義では、簿記をはじめて学ぶ学生を対象に初歩的な解説から始めて、受講生が日商簿記検定2級・3級の合格水準に達することを目的としています。
キャリアデザインI(必修科目)
キャリアデザインとは、将来の働き方、生き方をデザインすることです。この授業では、さまざまな演習を通じて社会や自分を取り巻く環境をしっかり見つめ、「自分らしさ」「自分の強みや課題」「自分の理想とする将来像」などを発見することを目標としています。
キャリアデザインII(必修科目)
間近に迫る「卒業・就職」という節目を前に、将来の自分の活躍する姿を見据えながら、自分にとって働く意義・働く意味とは何かを考え、社会人・職業人しての意識を醸成します。また、ビジネスパーソンとして仕事を円滑に進めるために必要な常識や仕事の基本について理解を深め、さまざまな演習を通じて、ビジネスマナーを習得します。
インターンシップ(必修科目)
夏休み期間を利用した金融機関等での就業体験を通して、社会、仕事、ビジネスに対する知識と理解を深めます。大学で学ぶ経営・金融・経済科目が職場や業務でどのように生かされるかを実感し、その後の学びに目標と問題意識を持ち、主体的に進路選択できる能力を養います。