2017/12/06 その他
11月22日、環境保全セミナーの第4回として、栃木県立博物館の研究員である南谷幸雄さんをお招きし、「ミミズと博物館と私」を開催しました。
ミミズと聞いてどうでしょうか?口はあるの?目はあるの?そもそも種類はあるの?など興味は尽きませんよね。今回の講演では、ミミズの体の仕組み、種類、役割、世界のミミズなどをご紹介いただきました。また、博物館の役割についてもご紹介ただきました。
参加者の皆様からいただいたご意見でも、ミミズに種類があることに驚いたという声を多くいただきました。私自身、学生時代にミミズを少し研究していたのですが、今回、木に登るマダラ模様の巨大なミミズは初めて知りました。模様があるし、木に登るし、大きいし、私の中のミミズの概念が根底から覆されてしまいました。
また、南谷さんは講演で「博物館はバックヤードがおもしろい」、「資料や標本はタイムマシーン」とおっしゃっていました。みなさんも博物館を訪れた際には、ぜひ過去に想いを馳せながら見学してみてはいかがでしょうか。
環境保全セミナーには、人間環境大学の学生だけでなく、他大学の学生、高校生、一般の方どなたでもご参加いただけます。次回は12月8日(金)に一般社団法人 環境パートナーシップ会議の藤本亜子さんをお招きして「ナマケモノのすむ森を守ろう」と題したワークショップを開催します。藤本さんは環境保全の国際協力を目指す方々を対象にした研修の講師を務めておられます。そこで、実際に藤本さんのワークショップを体験しながら地域によりそった環境保全のあり方を考えたいと思います。ぜひ皆様のご参加をお待ちしております!
環境科学科 谷地俊二