2018/05/14 その他
環境教育センターでは、学生とともに環境保全の現場へ出向くプログラム「人間環境大学ネイチャーダイバーズ」を実施しています。昨年の4月に行った人気プログラムである「ギフチョウを探そう」を、今年も「ギフチョウを探そう2018」と題して行いました。
4月21日(土)、学生23人と教員4人で、愛知県の天然記念物に指定されている北山湿地を訪れました。北山湿地へと続く沢の脇を通る登山道では、涼やかな空気の中、野鳥やカエルの声に癒されました。湿地に着いてからはみんな思い思いに、トウカイコモウセンゴケ、ナンカイイワカガミ、ハルリンドウなどの植物や、ヒキガエルのおたまじゃくしなど、残念ながらギフチョウは見られませんでしたが、湿地ならではの貴重な動植物を観察したり写真に収めたりしました。名前がわからない植物や見たいのに見つからない動植物も多くありましたが、保全活動中だった「おかざき湿地保護の会」の会員のみなさまが解説してくださいました。ありがとうございました。
私の感覚としては、私たちが見学したA湿地では、イノシシの掘り起こしが多くなったためか、昨年よりもトウカイコモウセンゴケが少なくなったように思います。一度ではなく、繰り返し行くことで、動植物の変化を感じることができるので、今回参加してくれた皆さんも、これからの皆さんも、ぜひまた北山湿地に行きましょう。
(環境科学科 立脇)