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外観察園の四季 | 8月

 

キンミズヒキAgrimonia pilosa Ledeb. var. viscidula (Bunge) Kom.バラ科

日本全土の日当たりのよい草原や林縁、土手などに生える多年草。長い穂を出した姿がミズヒキに似ていることからこの名前がついたようですが、ミズヒキはタデ科で、比べてみると葉っぱや一つ一つの花の形は全く違います。キンミズヒキは高さ50〜130p、大小さまざまな大きさの葉が合わさって一つの葉を構成しています。花は黄色で、5枚の花弁をもち、5〜8本の雄しべと2本の雌しべがあります。がくの外側にある外がく片は柔らかいとげ状で、花が終わって果実になっても残って果実を包んでいます。このとげがかぎ針の役割をもち、道行く人の衣服や動物の体に果実を引っかけることで種子を遠くに運びます。

2013.8


キンミズヒキの花、葉、果実

ミズヒキ(タデ科)の花と葉