野外観察園

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外観察園の四季 | 1月

 

カミヤツデTetrapanax papyriferウコギ科

   台湾や中国南部が原産で、暖かいところでは常緑です。観察園では霜の降りる日が何日かあると地上部は枯れ、春になると新しい葉が出てきます。昔は茎の中の白い部分を通草紙という紙にしていました。
   花粉はラグビーボール状で、縦に3本の切れ目があります。切れ目の中心は少し盛り上がって突起となり、中から何か出てきているのが分かります。ここから花粉管が伸長するものと思われます。カミヤツデの花粉の構造は一般のものと比べ弱いのか、電子顕微鏡で撮影している間にへこんでしまいました。

2011.1

カミヤツデの花
カミヤツデの花
カミヤツデの花粉
カミヤツデの花粉