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外観察園の四季 | 1月

 

マサキEuonymus japonicus Thunb.ニシキギ科

海岸近くの林に生える常緑低木で日本、朝鮮、中国に分布しています。排ガスや刈り込みに強いので、街路樹や庭木や生垣にもよく利用されています。色々な品種もあり、葉の周りに白や黄色で縁取りのあるもの、葉色が黄緑色のものなどがあります。花よりも主に葉を楽しむ樹木で、葉は楕円形で厚みがあり、皮のような光沢があります。葉の周りはゆるやかなギザギザです。6,7月に白色の小花を咲かせますが、一つの花の直径は7mm位、気がついたら咲いているという感じです。でも冬に赤くなる果実は、熟すと4つに裂けて中からオレンジ色の種子が見えて目立ちます。種子は鳥たちの冬の食糧となり、オレンジ色の皮だけが消化されて、種子はフンと一緒に排出されることであちこちに散布されます。

2014.1


マサキの果実

マサキの花(2012.6月)