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外観察園の四季 | 1月

 

ダイオウショウ  Pinus palustris Mill.  マツ科

北アメリカの東南部が原産地で、「大王松」という名の通り、現地では高さが40m以上になることもあるそうです。日本では花材に使われたり、公園などに植栽されています。30〜40pにもなる葉が3本ずつ束になってつき、しなっています。日本にあるマツの葉は2本や5本で一組です。松ぼっくりと言われる果実は、正しくは毬果(きゅうか)といい、ダイオウショウの毬果は長さ15〜25pと巨大です。とげがあるので拾うときには気をつけましょう。

観察園のダイオウショウは、教養部生物学教室のコケの専門家木典雄名誉教授が福岡県の志賀島で採取したもののようです。種子から育てた物か、苗木を採って植えたものかは分かりませんが、現在高さ15m位に成長し、松ぼっくりをたくさんつけています。

2016.1


ダイオウショウウ

左クロマツ、右ダイオウショウの毬果