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外観察園の四季 | 5月

 

ニシキギEuonymus alatus (Thunb.) Siebold f. alatusニシキギ科

山地に自生し、庭にもよく植えられる落葉低木です。 紅葉を錦に例えてこの名前がついたとされます。枝は緑色で、翼(よく)と呼ばれるコルク質が発達します。葉腋から1〜数個ずつ花をつけます。花弁4枚、雄しべ4本、雌しべ1本で、小さくて薄緑色をしているのであまり目立ちません。
秋になると8mmほどの丸い果実ができ、裂けるとオレンジ色の種子がぶら下がるように出てきます。果実を食べる鳥に食べられ、オレンジ色の仮種皮だけが消化されて種子はフンとして排出されます。こうしてニシキギは子孫をより遠くへと広げているのです。

2013.5


葉のわきからひっそりと花を咲かせています

世界三大広葉樹のひとつと言われて います。