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秋の野外実習1ドングリからさぐる古代の知恵・自然の知恵
下記の基本情報に記載の日時にて、秋の野外実習1「ドングリからさぐる古代の知恵・自然の知恵」を開催します。
ドングリの仲間は、太古の昔から人間の生活に深く結びついてきました。今年も実りの秋に、森の自然や古代の生活について学びながら、ドングリを観察したり、簡単なドングリ料理を作りましょう。
・縄文時代の料理を作ろう!ほんものの石器が使えます!
・林の中で、ドングリの木や実を見つけよう!
« 基本情報 »
開催日 | 2005年11月19日(土) |
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開催時間 | 9:30〜16:00 |
会場 | 名古屋大学博物館野外観察園(博物館集合) |
参加費 | 無料 ※昼食は各自持参 |
対象 | 中学生・高校生(保護者同伴可) |
定員 | 30名 |
申込み方法 | 往復ハガキ(必ず1人1枚、返信にも住所氏名を記入)にて 「ドングリ実習希望」と明記し、
※参加の決定は、11月10日頃までにお知らせします。 ※「名大の野鳥をみつけよう 」実習(11月20日開催)も,同じハガキでご応募いただけます。その場合は必ず「野鳥・ドングリ両方に参加希望」とお書きください。 |
締切り | 2005年11月5日(土)(消印有効) |
申込み お問い合わせ先 |
〒464-8601 名古屋市千種区不老町 名古屋大学博物館事務室 TEL:052-789-5767 / FAX:052-789-5896 |
« 当日の様子 »
「ひらめき☆ときめきサイエンス〜ようこそ大学の研究室へ〜KAKENHI」の事業の一環として、「ドングリからさぐる古代の知恵・自然の知恵」と題する秋の野外学習を実施しました。
今年度は、ノーベル賞受賞者の白川英樹筑波大学名誉教授も出席し、ドングリの自然史やドングリの利用法を学びました。
参加者は、ドングリのなる樹木やドングリの実の内部を観察するとともに、ドングリの実と樹木の関係を学び、大きな樹木には約2万個のドングリがなるが、大部分は動物に食べられてしまい、約1%しか残らない等の興味深い話を熱心に聞きました。
午後からは、野外観察園セミナーハウスで、縄文人が食べていたドングリ団子を作りました。
実際に北海道の縄文遺跡から出土した石器を使って、乾燥したドングリを砕いて殻を取り、粉にした後、少量のひき肉や卵を混ぜてダンゴ状にして茹でたものを試食しました。ドングリ団子には石の粉も混ざっていたため、食べるとジャリジャリし、このようのものを食べていたので、出土する縄文人の歯はすり減っていたのだという説明に、参加者は納得していました。