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ミクロの探検隊®−電子顕微鏡のふしぎ−ミクロの世界をのぞいて放散虫の進化に触れよう!
「物を拡大してみると どんなように見えるだろう?」 ヒトは小さい物や遠くの物をよく見る ためにレンズを考え、顕微鏡を作り、拡大して裸眼(肉眼)で見えないような物も見ることが出来ました。「もっと、もっと、小さな物を見たい!」ヒトは可視光線(目で見える光)を使わず、電子線で見ることを考え、電子顕微鏡を作りました。
「ミクロの世界をのぞいて放散虫の進化にふれよう!」では、実体顕微鏡で、観察や試料作製を行うだけではなく、走査型電子顕微鏡を自分で直接操作し、今まで見たことのない世界が体験できます。
名古屋大学博物館所蔵の微化石放散虫を中心に、いろいろな生物を材料にして、「形のふしぎさ」や「形から見た進化、分類など」をいっしょに考えてみましょう!
また、最新のコンピューターソフトを使い、平面画像から立体画像を制作した物を直接マウスにさわって操作してみましょう!
さらに、「初心者のための放散虫検索システム」を使用して形から自分で放散虫の名前を探すことが出来ます!新種も見ることが出来るかも!!
« 基本情報 »
開催日時 | 2009年12月25日(金) 12:50〜 2009年12月26日(土) 13:00〜 ※2日間連続でご参加ください |
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会場 | 名古屋大学博物館 |
対象 | 中学生・高校生 |
定員 | 15名 ※教育関係者、保護者の見学は5名まで。 |
持ち物 | 筆記用具 あれば、デジタルカメラまた はカメラ付き携帯 |
講師 |
野崎 ますみ(名古屋大学博物館・技術補佐員) 自然大好き人間です。 大学では生物を専攻しました。将来は分子遺伝学を勉強したいと考えていましたが、どうしたことか、電子顕微鏡を使ったミクロの世界(超微形態学)へ入り込みました。 |
協力 | 日立ハイテクノロジーズ、オザワ科学、名大医学系研究科付属医学教育研究支援センター |
内容 |
1日目 (受付は12:30より名古屋大学博物館)
2日目 (受付は13:00分より名古屋大学博物館)
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特記事項 | 事前に観察したい物(自分で用意できる材料)がありましたら、お知らせください。 |
申込み方法 | 往復ハガキまたはE-mailにて「12月25・26日ミクロの探検隊®」と明記し、
※応募者多数の場合は抽選します。 |
締切り | 2009年12月2日(水)必着 |
申込み お問い合わせ先 |
〒464-8601 名古屋市千種区不老町 名古屋大学博物館事務室 TEL:052-789-5767 / FAX:052-789-5896 |
« 電子顕微鏡のふしぎ−ミクロの世界をのぞいて放散虫の進化に触れよう! 当日の様子 »
参加者:中学生18名、保護者3名、 実施者:12名
博物館で12月25、26日に行った『ひらめき☆ときめきサイエンス ようこそ大学の研究室へ〜ミクロの世界をのぞいて放散虫の進化にふれよう!〜』の風景です。
放散虫は、単細胞生物のプランクトンであり、現在も海で生きています。また、化石として岩石からも見つけ出すことも出来ます。今回は、博物館所蔵のジュラ紀のマンガンノジュールから取り出した微化石放散虫を面相筆で拾い出し、電子顕微鏡を使って観察しました。当日は実体顕微鏡を20台、走査型電子顕微鏡は4台をそろえ、各自が納得のいくまで、実習を行いました。また、今回このために作製した放散虫検索システムも中学生が上手く使うことができました。
2009年12月25日(金) (1日目)
「みんな真剣」
電子顕微鏡や放散虫の3Dの説明
「大学院生って??」
大学院生の研究紹介
「放散虫ってなに?」
「息を殺して、集中・・・」
顕微鏡下で、電子顕微鏡試料作り
デジカメ使って写真撮影
2009年12月26日(土) (2日目)
「あっ!見えた!見えた!すごくきれい」
4台の走査型電子顕微鏡を使い、
各自で作った試料の放散虫を観察、撮影
「ぴったり合うかな?」
放散虫検索システムを使って放散虫の同定
「上手に出来た!!」
同定した放散虫で、ポストカードの制作
「ちょっと、てれるな〜」
電子顕微鏡で撮影した放散虫をみんなの前で発表
「2日間おつかれさま!」
水谷伸治郎先生から未来博士号の授与
アンケート結果も「また、是非参加したい」「とてもおもしろかった」「科学に非常に興味がわいた」「定期的に開催してほしい」「発表が少しいやだったけど楽しかった」など、どの中学生にもとても好評でした。