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第14回名古屋大学博物館企画展計算機シミュレーションで解き明かされる世界−計算科学の最前線−
ものをつくったり、将来を予測したり、計画を立てたりするときに、「試しにやってみる」ことが不可能な場合がたくさんあります。たとえば、人や環境に対する影響が大きすぎたり、時間やコストがかかりすぎる場合です。また、小さすぎたり大きすぎたり、あるいは速すぎたりという理由で、起こっている現象を見たり原理を解明することが不可能なことも多いのです。
このような不可能を可能にするのが、コンピュータ(計算機)を使ったシミュレーションです。未来に広がる計算機シミュレーションの魅力を名古屋大学における最新の研究成果を中心にご紹介し、可能性を次の世代に引き継ぎたいと願っています。
※大型スクリーン
各コーナーの画像だけでなく、大型スクリーンで迫力ある映像も楽しんでいただけます。
« 基本情報 »
| 開催期間 | 2008年8月19日(火)〜9月27日(土) |
|---|---|
| 開館時間 | 10：00〜16：00 (入館は15：30分まで) |
| 休館日 | 日曜・月曜 |
| 会場 | 名古屋大学博物館 博物館展示室 |
| 入場料 | 無料 |
| 内容 |
１．シミュレーションってなに？ シミュレーションとはなにをすることなのか、どうやってやるのかなどの疑問に分りやすく答えます。 ２．シミュレーションをささえる「ハード」の進歩 精密なシミュレーションを可能にするコンピュータのしくみを説明します。また、記憶装置の進歩を実物で実感できるコーナーもあります。 ３．流れのシミュレーション 気体や液体の流れをシミュレーションします。たとえば、CT像から再構成した脳血管の動脈瘤中の血流をシミュレーションすることによって治療の効果を予測することができます。 ４．太陽、地球、惑星のシミュレーション 太陽風と惑星磁気圏の相互作用のシミュレーションを行います。これによって太陽風と惑星間磁場によって制御される地球磁気圏の構造変化と、太陽風のエネルギーの振る舞いを調べます。 ５．遺伝的アルゴリズムと看護師勤務表自動作成 病院での看護師の勤務表の作成には制約条件が多く、看護師長が2日から1週間かけて手作業でつくっています。このような労力を軽減するために「遺伝的アルゴリズム」を用いて、看護師勤務表を自動的に作成するシステムを紹介します。 ６．画像に基づく手術のシミュレーション 人体のCT像を使った手術のシミュレーションです。人体を実際に切らずに、何回でも練習ができます。また、仮想化内視鏡は、患者に苦痛を与えることなく臓器の中を観察することができます。さらに、観察が済んでいない部分や病変の候補を自動的に医師に教えることもできます。 ７．台風のシミュレーション 雲解像モデルCReSSを用いて高解像度気象シミュレーションを行います。これによって台風の移動ルートや速さ、雲の構造などを解析し、台風に伴う局地的豪雨や強風を予測します。 |
| お問い合わせ | 〒464-8601 名古屋市千種区不老町 名古屋大学博物館事務室 TEL：052-789-5767 / FAX：052-789-5896 |
« 関連イベント »特別講演会（聴講無料、申込み不要）
※博物館の展示会場から、テレビ電話で研究者に質問してみましょう。
| タイトル | 開催日 |
|---|---|
| 台風のシミュレーション | 2008年9月27日(土) |
| 人体シミュレーション− 画像に基づく手術シミュレーション | 2008年9月20日(土) |
| 水，水，水；不思議な水 大規模シミュレーションを支える超絶機構技術〜磁気ディスク装置の開発裏話 |
2008年9月13日(土) |
| 遺伝的アルゴリズムと看護師勤務表自動作成 | 2008年9月6日(土) |
| 太陽、地球、惑星のシミュレーション | 2008年8月30日(土) |
| さまざまな流れのシミュレーション コンピュータシミュレーションで魔球をつくる |
2008年8月23日(土) |