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第19回名古屋大学博物館企画展
名古屋大学創立70周年(創基138周年)記念医学教育の曙からノーベル賞まで

名古屋大学は、今年で創立70周年・創基138周年をむかえました。名古屋帝国大学として1939(昭和14)年に創立されてから70年、医学部の前身にあたる名古屋仮病院・仮医学校が1871(明治4)年に設置されてから138年です。これを記念する今回の展示では、明治維新後の西洋医学を普及する事業の東海地方における中心となった創基の時代から、あいついで関係者がノーベル賞を受賞した現在までの歴史を、写真パネルや実物資料(一部はレプリカ)などを使って分かりやすく概観します。とくに創基の時代については、初公開の貴重な史料を多く展示します。また、本学の研究・教育・キャンパスライフの現状にもふれます。激動の時代に創基・創立され、現在の地位を築くに至った名古屋大学の歴史と現状を、ぜひ展示会場で体感してみてください。

« 基本情報 »
開催期間 2009年10月17日(土)〜12月26日(土)
開館時間 10:00〜16:00 (入館は15:30分まで)
休館日 日曜・月曜
会場 名古屋大学博物館 博物館展示室
入場料 無料
内容 ※展示内容や展示品は変更されることがあります。
※名古屋大学の歴史にまつわる資料をお持ちの方は、ぜひ下記にご一報ください。
(1)キャンパスライフ
歴史地図や年表を眺め、映像を視聴し、ハンズオン資料を手にとって、誰でも気軽に体感できる名古屋大学創基138年の歴史と現在の姿。
【主な展示物】
伊藤圭介植物図説、スライドショー(名大キャンパスの歴史)、「名大Who’swho」(著名人のプロフィール)、部・サークル自己紹介、など。
(2)21世紀にはばたく名古屋大学−教育と研究の現状
「先端研究」「国際化」「法人化」「大学院大学」「持続可能な社会」「自由闊達」「勇気ある知識人」などのキーワードによって語る、現在と未来の名大。
【主な展示物】
名大公式紹介DVD、教養教育院製作「名大の授業」の上映、など。
(3)源流(創基)−「河の病院」から鶴舞へ
西洋医学教育の中核をにない、「河の病院」として住民からも親しまれた天王崎時代から、現在の鶴舞キャンパスに移転して医科大学へと発展した、名大医学部の前身学校の歴史。
【主な展示物】
後藤新平自筆書掛軸、愛知医学校教員柴田邵平・奈良坂源一郎・足立盛至の関係史料、愛知医専卒業証書、など。
(4)創立−「名帝大けふ誕生」
東海、愛知、名古屋に総合大学を、との人びとの長年の念願がかなって誕生した最後の帝国大学。しかし、時まさに戦争の時代にあった、その苦難の船出。
【主な展示物】
当時の公印、開学記念絵はがき、初代総長渋沢元治『我等の学園』、医学部学生の講義ノート、創立期名帝大発行の小冊子類、初期東山キャンパス計画模型、気体電子解析装置1号機(一部)、など。
(5)新制名古屋大学の出発
敗戦後の混乱のなか、1949(昭和24)年に新制大学として再出発した名古屋大学のあゆみ。とくに1960年前後を中心とする学生生活にスポット。
【主な展示物】
敗戦直後の名大行政文書、1960年前後の学生生活を物語る資料、豊田講堂建設記念ブックエンド、名大祭パンフレットの変遷(ハンズオン)、有住教授のトランジスタラジオ、ヒクイドリ骨格標本、ラングカメラのプロトタイプ、など。
(6)名古屋大学の発展
東海地方のみならず、日本の基幹大学として発展をつづけた時代。懐かしい写真などとともにふりかえる、1970年代から1990年代の名古屋大学。
お問い合わせ 〒464-8601 名古屋市千種区不老町
名古屋大学博物館
TEL:052-789-5767 / FAX:052-789-5896
大学文書資料室
TEL:052-789-2046 / FAX:052-788-6222
URL:http://nua.jimu.nagoya-u.ac.jp/
« 関連イベント »特別講演会(聴講無料、申込み不要)
タイトル 開催日
第108回特別講演会
名古屋大学の教育・研究の現状
2009年12月10日(木)
第107回特別講演会
名古屋帝国大学の創立と新制名古屋大学の出発
2009年11月26日(木)
第106回特別講演会
名古屋大学医学部の揺籃期
2009年11月12日(木)
第104回特別講演会
名古屋大学の歴史を語る
2009年10月24日(土)
« 関連イベント »名古屋大学附属図書館2009年秋季特別展
題目 学校沿革史は語る
−近代日本の中等学校と名古屋大学の前身校−
開催期間 2009年10月2日(金)〜10月30日(金)
開館時間 9:30〜17:00
休館日 日曜・祝日
開場 名古屋大学附属図書館(中央図書館)4階展示室
入場料 無料