この領域では、人間社会と陸上の動物との関係性について深く学びます
陸上に生息する動物の分類、生態、行動についての学びを通して、野生動物をまもるための保全から、野生動物と付き合っていくための管理にわたる、人間社会と動物の関係性についての深い理解を目指します。
代表的な科目: 基礎生態学、動物分類学、動物行動学、環境昆虫学、景観生態学、野生動物管理学、陸生動物保全学、動物飼養管理学
この領域の教員
立脇隆文
- 担当科目
- 基礎生態学
- 野生動物管理学
- 陸生動物生態実習
人間と野生動物が無理なく共存できる社会をつくる
人間が野生動物を絶滅に追いやったり、野生動物が人間やその財産に被害を出したりする問題が山積みです。こうした問題を調整し、無理なく共存する社会をつくるため、主に野生の哺乳類を対象として、生息状況や生態の調査を行っています。
久松定智
- 担当科目
- 環境昆虫学
- ビオトープ論
- インタープリテーション実習
昆虫の多様性を認識し、保全する
昆虫類の中でも、特にケシキスイ科(コウチュウ目のなかま)とその近縁なグループについて、系統関係やホスト植物等との関係性を調べたり、新種の記載等の研究をしています。その他、トンボ目や昆虫類全般を対象に、生息地の保全に向けた調査・研究を実施しています。
岡久雄二
- 担当科目
- 景観生態学
- 陸生動物保全学
- 陸生動物生態実習
鳥類の生態を解明し、保全策を探る
野外調査に基づいて希少鳥類の生態と現状を解明し、保全を実践するための研究を行います。希少動物を保全するためには専門知識や技能とともに、人と動物に関する広い視野が重要です。本学ではこれらを身に付けるための講義や演習を担当します。
この領域で履修できる科目紹介
- 環境昆虫学 1年次
- 地球上で最も多様性に富む昆虫。
そんな昆虫について、基礎から学びます - 昆虫は4億年以上昔に、地球上に誕生したとされています。本科目ではそんな昆虫について、分類や形態、そして人間や環境との関わりについて学びます。
- 陸生動物保全学 3年次
- 絶滅に瀕した動物を守るための
ノウハウを身に付ける - 乱獲や生息地の破壊により絶滅に瀕した動物がいます。個体数減少の要因をまとめ、保護区の設置や繁殖個体の野生復帰などの保全の実際を学びます。
- 野生動物管理学 3年次
- 野生動物による問題は山積み。
どうすればよいのだろう? - 農業被害や外来種など増えた野生動物による問題が深刻化しています。問題の全体像を概観し、個体数調整や被害防除などの管理手法を学びます。
人間環境大学 野生動物コレクション(動画)
本学演習林で撮影した調査動画です。クリックすると拡大表示されて再生が始まります。
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